1999-06-06

お役所仕事

 銀行印を紛失してしまったので、この際ちゃんとした銀行印を作って変えてもらうことにした。
 俺の苗字はかなり特殊なので、特注となってしまう。銀行印は1週間ほどで完成。ついでにシャチハタの印鑑も作ってもらったが、こっちは2週間もかかった。
 印鑑が出来てから2日ほど銀行へ行けなかった。銀行も夜の20時ぐらいまで開けとけ!

 そんなこんなでやっと銀行に行って、受付に「銀行印をなくしたので変えて欲しい。」と言った。「こちらに住所と氏名と電話番号とお書き頂いて、新しい銀行印を押して下さい。」と言われて、書いて提出してから20分ほど待たされる。受付に呼ばれて行ってみると、「では後日書類を郵送しますので、それを持ってお越しください。」といいやがる。そんなの先に言って帰してくれよ……。
 まぁいい。銀行印を変えるというのは手間がかかるものなのかもしれない。

 3日後に書類が届く。重要書類が詰まっているのかと思えば、ペラッペラのA4サイズの紙切れ1枚。重要そうな書類でもなんでもない。ただの紙きれっぽいのだ。名前と住所を書く欄があるだけ。

 再度銀行に足を運んでそれを提出。
 10分ほど待たされた後、住所と名前を書いて欲しいと言う。
 それから10分ほど待たされた後、今度は新しい銀行印を押して欲しいと言う。
 またしても10分ほど待たされた後、前とは違うような紙に住所と名前と電話番号を書いて欲しいと言う。いいかげんにしてくれ。
 今度はさすがにジュースを買いに行った。そして、帰ってきてから5分ぐらいしてまた呼ばれる。さらにまたしても住所と名前だ……いいかげんにしないと。全部一気に書かせてくれ! カーボンコピーがダメなら全部書くから!!
 ちなみに待たされている間はなにもすることが無い。TVはNHKだし、流れている音楽はクラシックなのだ。ま、キムタクに言わせれば「クラシック? い~じゃないか!」ってな感じだろうが、その時の俺はラジオで流れていた B’z の新曲をもう一度聞きたくて仕方が無かったのだ。

 そして数分すると、「大変お待たせしました。通帳の捺印を変えますので通帳を出してもらえませんか?」……そんなのこの前来た時に「通帳も持ってきて」と言ってくれ。持ってきてねェよ。
 この作業をしないとお金をおろせないらしいので、通帳を家に取りに行く。後で聞いた話だが、カードならATMでおろせるらしい。ダマされた。
 銀行に戻って通帳を提出すると、印鑑を押したシールを貼り替えてハイ終わり。

 その作業を見ていた俺は、髪が金色になって逆立っていた…。